メインバンクとは、企業が銀行取引していく上で、最も利用頻度の高い銀行のことで、長年、銀行と取引している企業の中で、メインバンクが決まっている企業は多いです。
融資においては、このメインバンクが先頭に立って会社を支援、融資してくれるような関係を構築できることが望ましく、逆に言えば、他の銀行が融資してくれないときでも最後まで、融資してくれるような銀行のことです。
とはいえ、いかにメインバンクといえども会社の資金繰りがあまりに悪いようだと、いつまでも融資し続けてくれるわけでもなく、常に有効的な関係を築いておくことが大切です。
さて、このメインバンク、企業側があなたの銀行をメインバンクにしますというように指名できるものでもなく、複数の銀行に融資をお願いしたとき、もっとも多く融資してくれる銀行が見えてきて、そうなってくるとその銀行は、自分の銀行の預金口座を売上入金や買掛、給料支払などのメイン口座に使って欲しいというような案内を行ってきます。
また、担保となるような不動産がある場合は、その傾向が強くなってきますし、メインバンクとは自然に出来上がってきます。